「葦」は、多年草のイネ科の植物で、中国の河川沿岸・湖沼に無尽蔵に生息している世界で最も分布の広い植物です。約半年で２～３mほどに生長する葦は、発育の過程で二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出し、地球温暖化の抑制に一役買っています。但し、生長し終わると枯れ始め、放置しておくと腐敗し、今度は酸素を吸収し二酸化炭素を放出します。
そこで中国政府はこれを防ぐ為、定期的に生長した葦の伐採を行います。伐採したとしても、刈り取った部分から再び生長するので農業管理をせずとも一年サイクルでの刈り取りが可能です。
このように「葦」は、環境サイクルに適応した非木材植物として注目されています。

ＥＣＯＬＯＧＹ：エコロジー（人間と自然環境などとの相互関係）とＣＹＣＬＥ：サイクル（一定の変化を経過した後、再び元の状態に戻ること）との造語で、環境問題に適応した永佐化工(株)オリジナル葦製パルプモールド容器の名称です

1. 天然植物が原料なので自然分解します。
2. 燃焼カロリーは紙と同様です（紙は約4000kcal～6000kcal,樹脂は約8000kcal～12000kcal）。
   また焼却処理しても有害ガスは発生しません。
3. 生長に長い年月を要する木材にくらべ、一年サイクルで刈り取りが可能である為、安定した原料供給と森林保護につながります。
4. 短いサイクルで大気中の二酸化炭素を吸収し、生長するので地球温暖化を抑制します。　
5. 紙製容器包装に分類される為、プラスチック製容器にくらべ再商品化実施委託料が安価で済みます。
   （紙製容器包装12.0円/kg、プラスチック製容器包装46.0円/kg［平成31年度］）

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